静かな茶室で向き合い、交互に話を聴く50代の男女
LISTENING & DIALOGUE

同じことで何度も傷つく二人へ。

すぐに答えや反論を返す前に、相手の話をその人の立場から受け取る。受け止め方を少し変えることが、話し直すきっかけになることがあります。

「また、その話?」と言われて、言葉が止まる。同じ話をしたいわけではない。前に話したとき、届いた感じがしなかったから、もう一度持ち出してしまう。

相手には、終わった話。自分には、置き去りのままの話。その違いがあると、説明を重ねるほど二人とも疲れてしまいます。何度も気になることがあるからといって、あなたが執念深いと決まるわけではありません。

安全に話せる関係なら、「前の話を蒸し返したいのではなく、あのとき寂しかったことを、まだ聞いてもらえていないと感じている」と、今回話したい理由を短く伝えてみる。結論を急がず、まず互いにどう受け取ったのかを確かめます。

理解することは、同意することではない

イマゴ・ダイアローグでは、話す人と聴く人の役割を分け、聴いた内容を映すように返し、相手の世界を理解しようとします。ここでの理解は、相手が正しいと認めることではありません。

「あなたにはそう見えていたんだね」と受け取ることです。事実の勝負をいったん脇へ置くことで、言い返さなければ、という緊張が少し和らぐこともあります。

人は、正しい答えより先に、「私の話があなたの中へ届いた」と感じられることを求めているときがあります。

聞き返す前に、受け取った言葉を返す

相手が「最近、私に興味がないように感じる」と言ったとします。すぐに「そんなことはない」と反論する代わりに、「最近、私があなたに興味を持っていないように感じるんだね」と返します。

次に、「ほかにもある?」と尋ねます。話し終えたら、「それは寂しかったのかもしれないね」と、気持ちを想像して確かめます。外れていても構いません。相手が訂正できる余白を残すことが大切です。

TRY TOGETHER

10分だけ、役割を分ける

  1. 一人が3分話し、もう一人は途中で反論しない。
  2. 聴いた人は「あなたは……と感じたんだね」と要約する。
  3. 合っているかを確認し、役割を交代する。

この方法は、暴力や脅迫がある関係で安全を保証するものではありません。対等に話せない状況では、二人だけで解決しようとせず、安全な支援を求めてください。

伝え方から見直したいときは、夫婦仲改善のために、喧嘩のあと話し直すヒントもご覧ください。話すことと聴くことの両方から、二人に合う対話を考えられます。

参考:Imago Relationships Worldwide, “The Imago Dialogue”
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本記事は対話を考えるための一般的な教育情報であり、心理療法の提供を目的とするものではありません。

PERSONAL CONSULTATION

繰り返すすれ違いに、少し疲れてしまった方へ。

何が起きたかだけでなく、二人の間で繰り返されている会話や反応を丁寧に見直します。どちらかを責めるのではなく、関係を変えるためにできることを探します。

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