
LISTENING & DIALOGUE
同じことで何度も傷つく二人へ。
すぐに答えや反論を返す前に、相手の話をその人の立場から受け取る。受け止め方を少し変えることが、話し直すきっかけになることがあります。
何度説明しても伝わらない。相手も「自分こそ分かってもらえない」と感じている。二人とも話しているのに、二人とも一人になる。そんな行き違いには、話す力より先に、相手の言葉を受け止める時間が必要です。
理解することは、同意することではない
イマゴ・ダイアローグでは、話す人と聴く人の役割を分け、聴いた内容を映すように返し、相手の世界を理解しようとします。ここでの理解は、相手が正しいと認めることではありません。
「あなたにはそう見えていたんだね」と受け取ることです。事実の勝負をいったん脇へ置くことで、言い返さなければ、という緊張が少し和らぐこともあります。
人は、正しい答えより先に、「私の話があなたの中へ届いた」と感じられることを求めているときがあります。
聞き返す前に、受け取った言葉を返す
相手が「最近、私に興味がないように感じる」と言ったとします。すぐに「そんなことはない」と反論する代わりに、「最近、私があなたに興味を持っていないように感じるんだね」と返します。
次に、「ほかにもある?」と尋ねます。話し終えたら、「それは寂しかったのかもしれないね」と、気持ちを想像して確かめます。外れていても構いません。相手が訂正できる余白を残すことが大切です。
10分だけ、役割を分ける
- 一人が3分話し、もう一人は途中で反論しない。
- 聴いた人は「あなたは……と感じたんだね」と要約する。
- 合っているかを確認し、役割を交代する。
この方法は、暴力や脅迫がある関係で安全を保証するものではありません。対等に話せない状況では、二人だけで解決しようとせず、安全な支援を求めてください。
参考:Imago Relationships Worldwide, “The Imago Dialogue”
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本記事は対話を考えるための一般的な教育情報であり、心理療法の提供を目的とするものではありません。
繰り返すすれ違いに、少し疲れてしまった方へ。
何が起きたかだけでなく、二人の間で繰り返されている会話や反応を丁寧に見直します。どちらかを責めるのではなく、関係を変えるためにできることを探します。