
言い争いの奥にある、本当に伝えたいこと。
言い争いのあとに残る、うまく伝えられなかった思い。少し落ち着けるときに、「本当は何を分かってほしかったのか」を振り返ってみます。
「もういい」と言ってしまったあと、台所に二人分のカップだけが残っている。本当は終わらせたい話ではなかった。帰りが遅くなるなら、一言知らせてほしかっただけなのに。
寂しかったことを伝えたかったのに、口から出たのは責める言葉だった。あとで言いすぎたと思っても、傷ついた気持ちまで消えるわけではありません。謝りたい気持ちと、分かってほしい気持ちは、どちらもあってよいのです。
お互いに落ち着いて話せるなら、「さっきの言い方はごめん。でも、連絡がなくて心配だったことは聞いてほしい」と、言い方への謝罪と伝えたい内容を分けてみる。相手の話も聞ける時間を選ぶことが、話し直す準備になります。
内容より先に、会話の形を見る
ゴットマン研究所は、関係を傷つけやすい会話として、批判、侮蔑、防御、無視・閉鎖の四つのパターンを挙げています。重要なのは、一度でも現れたら関係が終わるということではありません。気づき、別の伝え方に置き換えることです。
「あなたは何も考えていない」は人格への批判です。一方、「連絡がなくて不安だった。遅くなる日は一言ほしい」は、出来事と自分の気持ち、必要なことを伝えています。
話せないほど高ぶったら、休む
頭が真っ白になったり、声が強くなったりしたとき、無理に結論まで進む必要はありません。ゴットマン研究所は、感情的に圧倒された状態では、いったん中断して落ち着く時間を取ることを勧めています。
安全に言葉を交わせる状況であれば、「今はうまく話せない。少し落ち着いてから話したい」と伝える方法もあります。怖さを感じる場面では、説明を続けることより、ご自身の安全を優先してください。
責める言葉を、願いへ戻す
- いま私は何を感じている?
- 本当は相手に何を分かってほしい?
- 具体的に何をお願いしたい?
うまく話せなかった一度の会話だけで、これからを決める必要はありません。お互いに話し直したい気持ちがあるなら、落ち着けるときに、伝えたかったことを少しずつ言葉にする方法もあります。
夫婦仲改善は、話せる入口をつくることから。
まず、話せる時間を尋ねる
帰宅したばかり、家事の途中など、余裕のない時間に大切な話を始めると、内容よりも疲れが前に出ることがあります。「今日か明日、少し話せる時間はある?」と、お互いに聞ける時間を相談してみます。
一度に、一つの場面を話す
これまでの不満をすべて伝えるより、「昨日、予定が分からず困った」という一つの出来事から。起きたこと、どう感じたか、次はどうしてほしいかを分けると、お相手も答える内容を見つけやすくなります。
話したあとの、小さな約束を確かめる
「もっと大切にする」だけでなく、「遅くなる日は一言知らせる」など、無理なくできる行動を考えます。うまくできなかった日も、何が難しかったのかを話し直せる余地を残します。
同じ話を繰り返して疲れてしまうときは、夫婦のすれ違いを振り返り、話を聴き合うヒントもご覧ください。
夫婦仲改善の相談について。
夫婦関係の悩みは、一人でも相談できますか?
お一人でもご相談いただけます。お相手とのやり取りとご自身の気持ちを伺い、伝え方、話すタイミング、今できる行動を整理します。お相手の気持ちを断定せず、確かめられることを分けて考えます。
会話が減ってしまったときは、何から話せばよいですか?
最初から関係全体の結論を出そうとせず、最近うれしかったことや、少し困ったことなど、一つの場面から話す方法があります。無理に長い会話を続けず、話せる時間と、聞いてほしいことを短く伝えるところから考えます。
メール相談では、どのような助言を受けられますか?
繰り返されている会話や反応を振り返り、責め合いを減らす伝え方、話し合いを始める言葉、日々の関わり方を状況に合わせて具体的に検討します。一つの悩みをじっくり相談する個別メール相談と、変化に合わせて相談する30日間の継続メール相談をご用意しています。
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言い争いのあと、本当の気持ちを伝え直したい方へ。
夫婦仲を改善したいけれど、話すたびにぶつかってしまう。そんな場面のやり取りとお気持ちを伺い、会話を再開する言葉、伝える順序、日々の関わり方を具体的に考えます。関係を続けるか迷っている段階でも、そのままお話しください。
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